前日11日から期間限定で1軍に合流していた広島林晃汰内野手が、先発起用で2本の二塁打をマークした。

2点を追う5回2死二塁からヤクルト新助っ人ケラの直球を捉え、左翼手の頭上を越える適時二塁打とした。「昨日の1打席も真っすぐを打てていなかった。そこをしっかり仕留められたのはすごく良かった」。8回は木沢のカーブを引き付けて引っ張ると右翼手のグラブを強襲した。チーム5安打のうち2本の長打を記録。今後は再昇格を目指し、2軍で打席を重ねていく。

▽森(ヤクルト戦で3回3安打5四死球1失点) ストライク先行をテーマにやってきた中でこういう結果になってしまったので、しっかり反省して次に生かしたい。

○…育成ドラフト2位の中村貴浩外野手(22=九産大)が痛烈な左前打で、同名“貴浩”監督の起用に応えた。新人紹介が行われたこの日、5回表から出場。6回の初打席でヤクルト石山の初球146キロを振り抜き、三塁手右を鋭く破った。「緊張はなかったです。あの声援の中でヒットを打ちたいなというだけです」。8回の遊直も、きっちり木沢の150キロを捉えていた。中村貴を含め新人5選手を本拠地デビューさせた新井監督は「いいものを見せてくれた。中村は名前がいいよね。スター性を感じるよね」と豪快に笑った。

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