育成ドラフト2位の中村貴浩外野手(22=九産大)が痛烈な左前打で、同名“貴浩”監督の起用に応えた。新人紹介が行われたこの日、5回表から出場。6回の初打席でヤクルト石山の初球146キロを振り抜き、三塁手右を鋭く破った。

「緊張はなかったです。あの声援の中でヒットを打ちたいなというだけです」。8回の遊直も、きっちり木沢の150キロを捉えていた。中村貴を含め新人5選手を本拠地デビューさせた新井監督は「いいものを見せてくれた。中村は名前がいいよね。スター性を感じるよね」と豪快に笑った。