立命大のルーキー有馬伽久(がく)投手(1年=愛工大名電)が大学デビュー戦で好投し、チームを勝利に導いた。

9回表無死一、二塁のピンチでマウンドを任され、代打攻勢の相手を3者凡退に封じた。

この試合最速146キロの速球で押した新守護神について、後藤昇監督(62)は「初マウンドであれだけ腕が振れていた。マウンド度胸というか、場慣れしているのがすごい」と絶賛。同じ愛工大名電から立命大経由で2017年(平29)ドラフト1位でDeNAの東克樹投手(27)との比較にも「(立命大に)入ってきた時の東よりはるかに上」と期待を寄せた。

昨年夏の甲子園で、愛工大名電のベスト8に貢献したエースは、「1年生だからと遠慮せず、チームが目指す日本一に貢献したい。(東のように)自分もドラフト1位でプロに行きたい」と堂々と話した。

立命大の19年春以来のリーグ制覇に向けて、頼もしい新戦力が一歩を踏み出した。