先勝していた法大は、慶大に逆転負けを喫して1勝1敗となった。

先発は、最速157キロ右腕の篠木健太郎投手(3年=木更津総合)。初回からキレのある直球を軸に組み立て、8回を被安打4の8奪三振、無失点と試合をつくった。加藤重雄監督(66)は「結果として、私の継投のミス。最後まで(篠木に)投げさせた方がよかった。(9回は)慶大の代打のバッティングが上回った」と話した。

打線は初回2死三塁、3番内海貴斗内野手(4年=横浜)が慶大・谷村然投手(4年=桐光学園)の初球、145キロ直球を捉えて右翼スタンドへ先制の2ラン。

篠木は8回2死一、二塁で慶大・本間颯太朗内野手(3年=慶応)に151キロ直球を左翼ポール際まで打球を飛ばされたが、わずかにファウル。マウンド上で笑顔を見せた。「(ファウルに)切れるかなと思ったので、そこまでメンタルにくるものはなかった。試合を通して、自分の直球を投げ続けることができました」と話した。