大産大は投打がかみ合って関西国際大に快勝。先発の松田啄磨投手(4年=大冠)が公式戦初完封で勝利に貢献した。

初回から凡打の山を築いた。「真っすぐが走っていると感じていた。真っすぐを使いながら変化球でうまく打ち取れていた」と手応えを感じながらの投球。許した走者は3回の1安打と4回の1四球のみ。9回を1安打5奪三振でシャットアウトした。

開幕戦では8回途中104球を投げて2失点で勝利投手。中1日で第3戦の先発マウンドだったが、今春オープン戦で試合を重ねるごとに体力をつけており心配は無用だった。「若干張りを感じながらも、良い状態で投げられていた。8回くらいから気持ちで投げていた。最後までもってよかった」とゲームセットまで仕事を全うした。

開幕節での勝ち点奪取に

「絶対に勝ち点が欲しい試合だったので、最後まで1つずつアウトを取って、しのぎきれて良かった」と安堵(あんど)の表情。第2戦では敗れはしたが、久留野健投手(3年=益田東)の完投に刺激を受けていた。次節の相手は4連覇中の天理大。「とにかく自分がやれることをやって、味方の援護を待ちながら勝ちにつながればベスト。チームのエースとして投げるというよりかは、チームのエースになる気持ちで投げている」と柱としての活躍を誓った。