鷺宮製作所が接戦を制した。

先発の佐々木大輔投手(24=東日本国際大)は、初回の先頭に四球を与えたが、それ以降は打たせて取る危なげない投球。3回無安打無失点でマウンドを降りた。

3四球を与えたが「腕を振りにいってのフォアボールなのであまり気にしていない。初回のフォアボールだけは腕が振れていなかったので、そこは良くなかった」と振り返った。

3月に行われた東京大会では2試合に登板。JR西日本戦では救援登板し1回0/3を4安打3失点、ホンダ戦では先発し1回2安打2失点と悔しい結果だった。「結果を残さなきゃいけないという気持ちが強かった。自分が出来ることをしっかりやることが大事だと気づいた」と約1カ月間、基礎練習を見直した。主に取り組んだのが30メートルキャッチボール。投げた球の軌道がよく見えて、球の質の改善につながった。「納得いくまでブルペンに入らなかった」と徹底的にやりこんだ。

3年前はプロ志望届を出したが、指名漏れした。「今年がプロは最後のチャンスだと思っている。自分の球をしっかり投げてチームに貢献していきたい」と意気込んだ。