立正大が連勝し、勝ち点を獲得した。

プロ注目の最速153キロ右腕、立正大・関口航太投手(4年=熊谷商)が先発し、10回2安打無失点と好投した。初回、先頭に四球を与えるも、その後は打たせて取った。落ち着いた投球で5回まで無安打に抑えた。「初球から振ってくるチームなのでキャッチャーと話して外野フライを打たせようと思っていた」と話した。

相手投手の好投もあり9回で決着がつかず、両校無得点のまま無死一、二塁から始まるタイブレークへ。10回表、犠打を決められ1死二、三塁のピンチ。だが後続を二飛、三振で抑えた。その裏の攻撃で1死二、三塁から、代打の山田大介外野手(3年=佐久長聖)の中犠飛でサヨナラ勝ちした。

前回5日の国士舘大戦では、5回4安打4失点で途中降板。この2週間で球にキレを出すため、ウエートトレーニングのメニューを変えた。その成果がこの日の投球と勝ちにつながった。金剛弘樹監督(44)は「要所要所でよく踏ん張った。何より関口に勝ちがついたのは良いこと」と話した。