東京ガスが茨城トヨペットにサヨナラ勝ちを収めた。

3-4で迎えた9回裏。1点を返し、なおも2死一、二塁。代打の相馬優人内野手(25=法大)は「初めてのサヨナラの場面。久々に震えるような緊張感がありました」と、打席に立つと、狙い通りの真っすぐを捉え左前へ運び、二塁走者を迎え入れサヨナラを決めた。「ホッとしました。サヨナラを決めたのは初めての経験です」と、笑みがはじけた。

昨年8月下旬に、大学時代から痛めていた右肩の手術に踏み切った。試合に復帰したのは3月20日。現在は痛みもなく「野球が楽しくできています」と、思う存分暴れている。

松田孝仁監督(42)は「チームとして負けないことが1番。よく一振りで決めてくれた。勝負どころで代わった選手が結果を出す。これもチームプレー。たいしたもんです」と口元を緩めた。

1戦1戦、チームの歯車が合い、結果につながっている。相馬は「いい緊張感でできている。いい試合、いいプレーを増やして勝てるチームを作っていきたい」と、意気込んだ。