球界No.1の“推し活”を! 毎年恒例となったオリックスの女性向けイベント「オリ姫デー」。今年のポスターのテーマは「アイドル」だった。選手が完璧になりきった姿にSNSでも「ここまで振り切ってる企画ある?」と話題沸騰。目指すのは企画でも「球界NO・1」。携わった事業企画部・宣伝グループの後藤俊一部長を中心に裏側や思いを聞いた。【取材・構成=磯綾乃】
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ひと目見ただけでは、野球のポスターだとは分からない。今年の「オリ姫デー」のテーマは「アイドル」だった。頬づえをついてほほ笑む“王道アイドル”風の山崎颯に、口元に手を当てて流し目の“韓国アイドル”のような山本…。選手11人がキラキラと輝く。
「はやりのアイドルのイメージと、オリメン選手たちがしっかりリンクできると確信できた」と後藤氏は意図を説明する。15年から始まった同イベントは年々パワーアップ。当初のポスターはユニホーム姿の選手だったが、ここ数年でがらりと変わった。21年はエプロン姿でリラックスした表情の「カフェ」、22年はアウトドア風の「キャンプ」。各部署の女性の意見を取り入れ、はやりに乗りながら、選手の新たな一面を引き出している。
企画に携わった女性社員の船橋京子さんは「デートシーンをイメージしてもらったり、オリ姫の皆さんに喜んでいただける撮影を心がけています」とこだわりを明かす。“推し活”をする女性ファンの心に届いたのか、ポスターのメンバーを決めるオリメンランキングの投票数は昨年から1万票増え、開始した19年からは3・5倍増と注目度は増している。
根底にあるのは「魅力的な選手を、もっと知ってもらいたい」(後藤氏)。熱量を感じるからこそ選手も全面協力する。今年の撮影では、メークやアクセサリーなどを身につけ「俺じゃないみたい!」「アイツかっこいいなあ!」と楽しむ声も聞こえてきた。選手が自身のSNSに画像を投稿したり、チーム内でも理解度は深まっている。
イベントでも日本一は譲れない。後藤氏は「『こういったことをやらせたら球界NO・1だ』と思ってもらえるように努力しています」。誰もが心から推したくなるチームになるために、これからも新たな魅力を発信する。



