法大は、篠木健太郎投手(3年=木更津総合)が自己最速にあと1キロに迫る156キロをマークする力投も、接戦を落とした。

組み替えた打線が5安打1点と苦しみ、加藤重雄監督(66)は「投手は頑張ってくれているので、なんとか3点4点取れればという気持ち。(今週の)この試合を負けると(優勝に)あとがないので、連勝するしかない」と話した。

今春リーグ戦では初めて、篠木が第1戦に先発。先週までは尾崎完太投手(4年=滋賀学園)が第1戦で投げていたが、指揮官は「流れ、雰囲気を変えるために」と順番を変更。初回に1点を先制されたが、2回以降は威力のある直球を軸に制球よく早大打線を抑えた。しかし6回にソロを浴び、7回を被安打6の6奪三振、2失点で降板。「監督から(第1戦の)土曜日をお願いと言われて、絶対に落とせないと思っていた。負けの責任を感じます」と悔しさをにじませた。神宮では自己最速となる156キロをマークしたが「1球(指に)かかりのいいボールがあった。(球速が)速くても勝てないと意味がないです」と淡々と話した。