広島床田寛樹投手(28)が8日、凱旋(がいせん)登板へ向けてマツダスタジアムで調整を行った。

先発予定の9日中日戦は岐阜・長良川球場で行われる。中部学院大時代、多くの試合で登板した球場で「嫌な思い出もありますけど、いい思い出の方が多いかな。大学を思い出しながら投げたい」と意気込んだ。

プロの道を切り開いた球場でもある。大学4年春のリーグ戦で多くのスカウトの視線を集めた中京学院大の吉川(巨人)を無安打に封じ、同じ試合で当時最速となる148キロを計測した。「アピールには成功したかな」と、その日の投球がプロ入りへの思いを強くした。

プロでは昨年4月27日ヤクルト戦以来、2度目の地方球場登板となる。プロ初の前回は松山・坊っちゃんスタジアム。慣れないマウンドに投げながら適応し、6回1失点にまとめて勝利を手にした。7年ぶりの凱旋(がいせん)を心待ちにしながらも「多分(マウンドの形状も)変わっていると思うので、最初の5球を大事にして、修正しながら投げていければいいかなと思う」と地方球場ならではの難しさも胸に刻む。

3連敗中のチームにとっては、4カード連続でビジター試合となる長期ロード初戦だ。「ビジターでもファンの人がいっぱい来てくれるので、そこは力になると思う。何とか勝って、いい流れをつくりたい」。現地ファンに広島左腕の柱となった姿を示し、チームの連敗を止めるつもりだ。【前原淳】

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