西武山川穂高内野手(31)が12日、出場選手登録を抹消された。
この日、楽天戦(ベルーナドーム)の試合前練習にも姿を見せず、球団広報は「総合的に判断してコンディション調整」と説明。松井稼頭央監督(47)は延長12回ドローに終わった試合後、「広報から話があった通りです」と話すにとどめた。
抹消理由に、球団の苦渋ぶりがにじみ出る。前日11日に「文春オンライン」が報じた。山川が都内のホテルで、知人女性に性的な暴行を加えたとして被害届が出され、警視庁から同疑惑で事情聴取を受けた、との内容。11日のロッテ戦(ベルーナドーム)では5番一塁でフル出場し4打数1安打。報道について山川は「僕から言えることはありません」とだけ話した。
昨季は本塁打、打点でパ2冠に輝き、今春は侍ジャパンの一員としてWBCで世界一になった。ペナント開幕後は62打席で本塁打0、17三振、打率2割5分4厘。松井監督も10日には「徐々に上がってきていると思う」と山川の調子について言及していただけに、打撃不振を主とした再調整とは考えづらい。
普段はナイター後に室内練習場で打ち込むこともあるが、11日夜は姿がなかった。若手たちが特打に精を出した12日午前も、夕方も、1軍を外れた山川の姿はグラウンドになし。皮肉にもベルーナドームではこの日から、WBCの優勝トロフィーや山川らのユニホームなどの展示が開始。見学に50分待ちの行列もできたが、その本人が不在の事態となった。渡辺GMは「今は捜査の推移を見守っている段階なので、何も言えることはない」とし、抹消がメンタル面も考慮したものかという問いかけには「いろんなことを含めての総合的判断です」と話した。



