来日最多打点で大爆発や! 阪神シェルドン・ノイジー外野手(28)が先制打&4号3ランで3連勝に貢献した。6回にヤクルト山田に2ランを打たれ、1点差に迫られた7回無死一、二塁。カウント3-1からヤクルト・エスピナルの直球を虎党が待つ左中間まで飛ばした。

「なんとか点を取りたい場面で打ち損じず、打てて良かったよ」

3回1死満塁でもヤクルト石川の初球124キロを中前に運び、先制の2点適時打。「無理に引っ張らず、うまくセンターに打ち返せた」。来日最多の5打点と神宮で大暴れした。

相手先発は43歳左腕の石川。今季2度目の対決で、前回10日には本拠地甲子園で、球界最年長男にひねられた。打線は無得点で今季初勝利を献上したが、今回はリベンジに成功。5回途中でマウンドから引きずり下ろし、21年4月16日以来、黒星をつけた。岡田監督も「(本塁打は)大きかった」とたたえた。

背番号7は打撃、守備に限らず、どの分野にでも「負けたくない」という気持ちが根本にある。「トランプのカードゲームも、普通のゲームも勝ちたい気持ちを持たないといけないと思っている。4歳の子供にも何事にも勝てるように教えていきたいと思いますね」。負けん気の強さが原動力だ。アグレッシブな姿勢を常に持つことが攻守での躍動につながっている。

雨中のヒーローインタビューでは、ファンに感謝の思いを伝えた。「最後まで残って応援してくださり、ありがとうございました。皆さんの声援が力になります」。5月の打率は3割1分4厘。つなぎだけではなく、ここ4試合で2本塁打と長打力も発揮しつつある。ノイジーが3番で機能し、打線はさらに力強くなった。【三宅ひとみ】

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