優勝を決めている青学大が12安打9得点と圧倒し、亜大に先勝。勝ち点5の完全優勝へ王手をかけた。
現在、首位打者の西川史礁(みしょう)内野手(3年)がバットでけん引した。初回、2死三塁から真ん中よりのスライダーをフルスイングで捉え、レフト芝生席へ運ぶ先制の2ラン本塁打。「初球からストライクゾーンにきた球はレベルスイングをしようと思っていた。ホームランになってよかったです」。2打席目の4回には先頭で、得点に絡む中前打。7回には1死二、三塁から中犠飛で7点目を挙げた。9回にも先頭で中前打でチャンスを作り、4打数3安打3打点。長打あり、単打あり。持ち前の対応力を発揮した。
これまでも長打力に定評があったが、「昨年までは、低めの変化球を振ってしまい、カウントを悪くして相手バッテリーに有利にさせてしまっていた」と、反省。この冬は1スイング1スイング、場面を想定してバットを振った。2ストライクに追い込まれるとノーステップに切り替えるなど、対応力に磨きをかけ、4番に定着。結果につなげている。
ここまで10試合を戦い、16安打、10打点、3本塁打はいずれもリーグトップの成績。青学大の先輩、元ロッテ監督の井口資仁氏が94年秋に達成した3冠王が見えてきたが、「チームの勝利が優先。チームに貢献するバッティングを心がけています」とあくまでチームの勝利が優先だ。「チームの目標は日本一。ここで満足することなく、まずは日本一を取れるように明日の試合も勝ち切って、全日本選手権につなげられるようにやっていきたい」。個人の記録よりも、優勝。西川の目には頂点しか見えていない。



