阪神西純の中継ぎ転向2戦目のマウンドはほろ苦い結果となった。遠戚の先発西勇からバトンを受け、1点リードの7回に登板。先頭山崎を投ゴロで打ち取ったが、その後2者連続四球を与えて降板。プロ初ホールドはならなかった。「他の中継ぎの人に迷惑かけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱい。輝さんだったりシェルドンが打ってくれて、チームが勝ったので本当に良かった」。初の“西西リレー”となったが、悔しさをにじませた。

○…先発西勇が6回3失点と粘った。2点リードを奪った直後の6回、塩見に適時二塁打を浴びたものの同点には追いつかれなかった。「西西リレー」をつないだ2番手西純が崩れ、その後、逆転を許し3勝目とはならず。それでも「ピンチで野手が声をかけてくれて心強かったですし、梅野もリードで引っ張ってくれたので、なんとか粘りながら最低限試合を作れたかなと思います」とうなずいた。

▼阪神は先発の西勇から2番手に西純をマウンドに送った。阪神の同姓投手のリレーとなると、72~76年に山本重政と山本和行が37試合に、76年に上田卓三と上田二朗が7試合に、それぞれそろって登板した例がある。