早大は接戦で競り負け、1勝2敗で早慶戦で勝ち点を落とした。春季リーグの4位が決まった。

小宮山悟監督(57)は「思うようにならなかったシーズンだった。何が原因なのかあらいだして、秋に臨みたい。手応えとしては、いけると踏んでいたシーズンだったので残念。選手も、力が足りないと肌で感じたと思う」と振り返った。

中2日で加藤孝太郎投手(4年=下妻一)が先発。8回を、慶大の広瀬隆太内野手(4年=慶応)のソロのみに抑え、先発の柱としての存在感を発揮した。投手陣について、小宮山監督は「夏は1年生に期待して、秋は試合で投げられるレベルに引きあげたい」と話した。

熊田任洋内野手(4年=東邦)は初のベストナインを受賞。志願して遊撃手で勝負したシーズンで「チームの勝利のためにベストを尽くした結果だと思います」と話した。小宮山監督は「よく(打球に)追いついていたし、スローイングも安定していた。合格点をあげていい」と評価した。