DeNA今永昇太投手(29)が初完投で3勝目を挙げた。

9回5安打2失点。「この1カ月は勝ちたい、勝ちたいが先行していた。やるべきことを丁寧にやるしかないんだというマインドで今日は投げられました」。4月28日の中日戦以来、約1カ月ぶりの白星をつかんだ。

チェンジアップの抜けが改善され、8回2死一、二塁で楽天阿部に空を切らせた外角低めなど、9三振を積み上げた。交流戦は昨年の日本ハム戦でノーヒットノーランを達成したが「パ・リーグの打者はぶんぶん振ってくる。パワーもある。いいイメージは正直ないですね」と慢心はない。

失点は浅村に許したソロ2発で、2点目は監督が託してくれた9回だった。「自分のことだけ考えれば9回2失点でいいかもしれないですけど、チームを考えれば、9回の1点は明日につながってしまう。深刻に考えないといけないし、深刻に捉えています」。勝ってかぶとの緒を締めた。

▽DeNA三浦監督(今永の122球の完投に)「8回のボールと、戻ってきた時の表情を見て(9回も)任せようと思いました。球も強かったし、ここぞでの制球ミスもなかった」

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