日本ハムの「二刀流」ルーキー、矢沢宏太投手(22)が、9回に左翼の守備からマウンドに上がった。

今季2試合目の登板だが、試合中に守備位置を変更しての登板は初。6点リードの状況で、ブリンソンを遊ゴロ、坂本を投ゴロに打ち取ると、丸には左越え二塁打を許したが、プロ入り同期の代打萩尾を空振り三振に打ち取った。

1回11球を投げて1安打1奪三振で無失点。

新庄剛志監督(51)は「実は予定なかったんですけど、東京ドーム僕大好きなんで。この舞台で投げてくれんかと。レフトから投げてほしいということで急きょ、用意してもらっていってもらいました」と説明。投球についても「良かったですよ。このまま続けてもらったら、今度は外野のポジションからマウンドに送って、また戻しても面白いかなと思いました」と新たなプランを披露した。

▼ルーキー矢沢が8回から左翼で出場し、9回から今季2度目の登板。前回登板の5月21日オリックス戦は投手だけでの出場で、投手、野手の両方で出場は初めてだ。野手からの登板は13年大谷(日本ハム)以来。大谷は1年目だった同年、8月18日ソフトバンク戦で5番右翼で先発し、8回からリリーフした。大谷の野手→投手は公式戦ではこの1度しかなく、投手→野手も同年に1度あるだけ。