阪神が少ない好機を実らせて、ロッテ先発の佐々木朗希投手(21)から先制点を奪い、連勝でカード勝ち越しを決めた。

試合前半は、阪神才木浩人(24)、ロッテ佐々木朗両先発の投げ合いで、両チームともに無得点。佐々木朗の毎回の9奪三振に負けじと才木も5回までロッテ打線から4者連続を含む7三振を奪い、安打1本に抑えた。

試合が動いたのは6回。阪神先頭の中野拓夢内野手(26)が四球で出塁。中野の二盗と佐々木朗の暴投で1死三塁の絶好機をつくり、大山悠輔内野手(28)がチーム初安打となる適時打を右前に放った。

7回には、ロッテ2番手の八木彬投手(26)から梅野隆太郎捕手(31)が今季1号ソロ。貴重な追加点で、才木を援護した。才木は今季初完投を完封で飾り、4勝目を挙げた。