阪神がロッテに連勝した。難敵のロッテ佐々木朗希投手(21)から6回に大山悠輔内野手(28)の決勝打となる右前適時打で先制した。投げては先発の才木浩人投手(24)が完封勝利した。試合後の岡田彰布監督(65)のテレビインタビューは以下の通り。
-最後までしびれるいいゲームでした
「いや、そうでした。本当の投手戦みたいでね」
-佐々木朗投手が相手でしたが、まずは才木投手の頑張りがすごかった
「いやいや、あのう、ポランコか、(2回の)内野安打1本でね、こっちもヒットなかったんですけど。本当にがっぷり四つというか、本当の投手戦だったんでね。まあ才木もあんまり点がとれないと思っていたと思うんで、自分がゼロに抑えるというかね、そういう気持ちが伝わってきましたね」
-才木は9イニング投げ切っての完封は初めて
「初めてみたいですねえ」
-一時期の2軍での調整を経て、1軍に戻ってきた才木は本当に頼りになる
「前回もそうですしね、あのう。だから自分の調子が悪くなった時の修正点は本人もわかっているんで。そのへんはさすがですね、やっぱり」
-今日は最後まで才木でいくと
「いや、もう6回終わった時点で、ピッチングコーチに、きょうは最後まで才木でいくと(伝えた)」
-その期待に最後まで
「そうですね。はい。2点目(梅野の1発)も大きかったですけどね」
-佐々木朗をどう攻略していくか、注目の的だったが
「いやいや、5回までは、もう静かにするというか、6回から球数とかね、いろんなボールを含めて…。いや、今日はだから6回にね、今岡コーチが今年初めて円陣を組んだんですね。『お、初めて組んだなーっ』と思ったけど、その回に点を取ったんで、それが効いたんでしょう」
-大山の気持ちの乗ったヒット、チーム初安打が得点につながった。
「そうですね。フォークが多いんで、もう当たらないからいいんだけど、フォークのカウントに走るというかね、そういう意味ではうまくフォアボールから二塁、三塁までいけんたんで、大山もだいぶ楽やったんじゃないですかね、やっぱり。そこでワンバウンドを放れないですからな。サードまで行くと」
-イメージ通りに佐々木朗を攻略できたか。
「そうですね。まあ2点取ればねなんとかと思っていたんですけど。その通りになって、才木がいっぱい頑張って、あのー、5回くらいかな。(西武)松坂と杉山(直久)の05年の投げ合いがずっとあったんで、そういう感じかなと思ったですね。思い出しましたね」
-3勝2敗と交流戦は白星が一つ先行。
「やっぱりあれ(敵地での西武戦)は、今年初めてのDH制でね、なんかこうつながらないというか、やっぱり甲子園に帰ってくると、ピッチャーが打席に入った方がみんなうまく回るのかなというのはありますよね」
-連戦が続く中で才木が1人で投げきったのは大きい。
「いやいやもう、9連戦で、昨日もけっこう使ったんで、まあちょっと故障もあったんでね、ブルペンは。そういう意味でも1人で投げて勝つのは大きいですね」
-明日もすばらしいゲームを期待しています。
「はい、ありがとうございます」