みんなでU2ポーズ弾! 阪神梅野隆太郎捕手(31)が今季1号ソロを放った。

1点リードの7回無死。ロッテ佐々木朗から2番手八木にスイッチされ「投手が代わって、なんとかこのチャンスを」と勝負勘を研ぎ澄ませた。149キロ直球をライナーで左翼席へ。「最高の当たり。1点差はバッテリーとしても厳しい中、追加点となるホームランを打てて良かった」。飛距離112メートル弾で先発才木に貴重な追加点を贈った。

新ポーズもお披露目した。ベンチにいたナインは片手の親指を立てて、背番号2の生還を待っていた。本塁を踏んだ梅野も笑顔で片手の親指を立ててタッチ。「みんなでU2」ポーズを決めた。開幕前、日刊スポーツ公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」でアイデアを募り、絞り込まれた6つのポーズから熟考。「声出し、ハイタッチが解禁され、みんなで喜びを分かち合いたい」という思いから、2人が片手の親指を立てて完成させる「みんなでU2ポーズ」を今年のポーズに選んだ。満員の聖地で最高の形で披露し、本人も満足げだ。

前日3日のロッテ戦でも延長11回に中前打でサヨナラ劇をお膳立て。打撃の状態は上向いている。マスクをかぶっても才木を今季初の完封勝利に導き、女房役として攻守でチームに貢献した。「才木が喜んだ表情を見て、僕も本当にうれしい。守備でも打撃でも、もっと引っ張っていきたい」。扇の要に本領発揮の気配が漂ってきた。【三宅ひとみ】

○…「みんなでU2ポーズ」を考案した京都府在住の会社員・水船大輝さん(23)が、喜びの声をあげた。野手最年長の梅野が若手選手と喜びを共有する姿を想像して考案。テレビ越しに見たアーチに笑顔だ。「ベンチに帰って、前川選手らナインたちとポーズをする姿に興奮しました。公式SNSなどで梅野選手がポーズをしてくださっている写真を見るたびに元気をもらっています。18年ぶりのアレに向かって攻守にアツアツな活躍を期待しています」とエールを送った。

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