中日細川成也外野手(24)が5日、5月度の「月間JERAセ・リーグAWARD」を受賞した。

公式記録員が、勝利に最も貢献した選手を独自の視点でノミネート。細川は5月5日の巨人戦で逆転の2点適時打を含む3安打、同23日の広島戦では勝ち越しの適時二塁打を含む2安打で2打点を挙げた。他には、ヤクルト・オスナ、DeNA宮崎、阪神佐藤輝、巨人ブリンソン、広島松山がノミネートされた。

宮本慎也氏(ヤクルトOB)、佐々木主浩氏(DeNA・OB)、鳥谷敬氏(阪神OB)、高橋由伸氏(巨人OB)、前田智徳氏(広島OB)、川上憲伸氏(中日OB)の6人のレジェンドOBが審査員となり、公開選考会を実施。投票の結果、4人(宮本氏、佐々木氏、鳥谷氏、前田氏)から支持を得た細川が選ばれた。高橋氏は佐藤輝、川上氏は松山を選んだ。

中日OBの川上氏は、中日細川の選出に「当然だと思います。松山選手は誰も挙げないだろうなと思って」と、自らは松山を選んだ理由を説明。すかさず、宮本氏から「そういう問題じゃない」と突っ込まれた。

佐々木氏は「うれしいですよ。ベイスターズにずっといた選手で、ドラゴンズに行って、これだけ活躍してくれると。この制度、本当いい。(阪神)大竹もそうでしょう」と、現役ドラフトで移籍した選手の活躍を喜んだ。

宮本氏は「勉ちゃんがキャンプの時から夜の7時、8時まで付き合っていた。勉ちゃんも喜んでると思います」と、中日和田打撃コーチの心情をおもんぱかった。