日本ハム万波中正外野手(23)が、球宴初出場でMVPを獲得した。日本ハムからの球宴MVPは、昨年の清宮幸太郎に続き2年連続となった。

19日の第1戦、7点リードの7回1死、ヤクルト清水から右翼ポール直撃の豪快な1発を披露。史上18人目の球宴初打席初本塁打を放ち、この日の4回の第2打席では、サイ・ヤング賞右腕のDeNAバウアーから球宴2戦連続となる本塁打を放った。

さらに6回先頭で、巨人戸郷の148キロの初球ストレートを捉え、右越え二塁打。初のマルチ安打も記録しアピールした。

初めて出場したホームランダービーは、硬さもあり1回戦で本塁打3本。6本放ったDeNA宮崎に敗れたが、第1戦では敢闘選手賞で賞金100万円をゲット。さらに第2戦はMVPで賞金300万円に加えて試合を通じて野球キッズに夢を届けた選手に送られる賞金100万円の「マイナビドリーム賞」もゲット。初出場の夢舞台で、推定年俸2000万円の万波が年俸の4分の1にあたる計500万円を荒稼ぎ。華々しく、球宴史に名を刻んだ。

▼23歳3カ月の万波が、前日に続いて2試合連続アーチ。球宴での2戦連発は19年原口(阪神)以来だが、初出場から2試合続けて本塁打は万波が球宴史上初めてだ。前日は途中出場だったが、この日は4番で先発。23歳で本塁打を打った4番は97年<2>戦松井(巨人=23歳1カ月)以来で、史上4位の年少記録。4番初出場での1発は、90年<1>戦清原(西武)の22歳11カ月に次ぐ年少2位。

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