WANIMA効果ヤ!! ヤクルト村上宗隆内野手(23)が、球団通算8500号となる23号先制ソロを放ち、連敗を4で止めた。2回先頭、DeNA今永からバックスクリーン左へ。流れを呼び込むと、3回2死一塁では同じく今永から適時二塁打を放ち、2安打2打点。この日は同じ熊本出身の3人組ロックバンド「WANIMA」がファーストピッチセレモニーに登場。先輩も見守る中でのメモリアル弾に「今までたくさんの偉大な先輩方が築き上げたもの。携わることが出来て感謝しています」と喜んだ。
セレモニーでは先輩相手に空振りを喫した「村神様」だったが、本番では侍ジャパン同僚左腕の低め直球をきっちり捉えた。ライナーで中堅左へ飛び込む「らしい」1発に悠然とダイヤモンドを周回。「しっかり研究して打てるように毎試合しているので。その結果かなと思います」と、うなずいた。
村上は第3打席の登場曲にWANIMAの「Chasing The Rainbow」を使用。九州学院高の先輩となるドラムのFUJIを通じて制作を依頼したオリジナル曲だ。昨年末にはライブ観戦に訪れたり、試合に招いたりと交流があり、この日も試合前練習から言葉を交わした。「僕もすごい刺激になりますし。いつも元気もらってます」と、フィールドは違えど同郷の先輩たちの姿には影響を受けている。
シーズン序盤は苦しみながら7月は打率3割1分2厘、7本塁打と調子を上げ、8月もここまで打率3割2分7厘、4本塁打と上り調子。WANIMA効果で、さらにアツい夏にする決意だ。【鈴木正章】
▽ヤクルト高津監督(村上の本塁打からDeNA今永を攻略)「ホームランの威力というか、4番が打つ1発は、すごく大きな意味があると思います」
▽ヤクルト・オスナ(ダイエット効果で7月26日広島戦以来の16号ソロ)「体重が増えすぎていたので、少し絞った方がいいなと。サラダは普段全く食べないんだけど多めに食べていて、周りも驚いていると思うよ」