日本ハムは新球場ワーストの6連敗で、5年連続のシーズン負け越しが決まった。6回2死まで1人の走者も出せず、奈良間大己内野手(23)と万波中正外野手(23)の2連続長短打で1点を返すのが精いっぱいだった。9月のチーム打率は1割7分8厘と打線の状態は深刻だ。新庄剛志監督(51)は「いや~、強いチームの点の取り方をしますな」。首位オリックスとの地力の差にお手上げだった。
◇ ◇ ◇
相手の力量を認めるしかなかった。「いや~、強いチームの点の取り方をしますな」。日本ハム新庄監督がうなったのは、0-1の4回無死一、二塁だ。首位打者を争うオリックスの5番頓宮が犠打を決め、1死二、三塁。続く杉本の内野安打で追加点を奪い、さらにスクイズと小技で畳みかけた。試合巧者の昨季王者にのみ込まれ、5回までに4失点。今季1度も4点差をはね返したことがない打線に、試合をひっくり返す力は残っていなかった。
新庄監督 選手の個人個人が役割というか、そういうのを分かっている。それは、経験があって出来ること。頓宮君のなんか多分、あれサイン出てないと思うんですよ。で、意表を突くというか、ノーマークのところで二、三塁に持って行く。僕がサインを出せばいいことなんですけど、うちの選手にもそういう気持ちが欲しいですね。
9月のチーム打率は1割7分8厘と深刻だ。この日も6回2死まで1人の走者も出せず、オリックス東に完全試合のペースを握られた。6回に奈良間、万波の2連続長短打で1点を返したが、終わってみれば、この2安打1得点のみだった。
新庄監督は「ズルズル行ってしまう。選手は一生懸命やっているんですけど…。このムードを崩すためには、なんとか四球でも塁に出て、ヒットエンドランとかで得点圏に行って、一発ヒットが出たら、また乗ってくる」。5年連続のシーズン負け越しは決まったが、来季へつながる戦いは始まったばかりだ。【中島宙恵】



