現役ドラフトで移籍した阪神大竹耕太郎投手は自身初の2桁となる10勝2敗で、チームに8個の貯金をもたらした。常勝ソフトバンクでこれまで3度のビールかけに参加したが「そりゃ、今回が一番うれしいビールかけになりますよ」と、充実感いっぱいに美酒を浴びた。

113回2/3投げ与四球はわずか8個と抜群の制球力とテンポのよさで勝ち星を重ねた。長年先発ローテーションで実績を残す西勇、青柳から貪欲に学び、初めて1年間投げ抜いた。

昨オフ初開催の現役ドラフトで岡田監督ら首脳陣は満場一致で大竹を指名した。早大の先輩が指揮官となり、巨大戦力の中で埋もれ、もがいていた大竹の野球人生が鮮やかに変化した。伊藤将に続く左の先発として、満点回答。「僕、CSも日本シリーズも投げているんですよ」。重圧のかかる短期決戦も経験済みの左腕が、日本一へと導く。