阪神石井大智投手が、自己最多登板でリーグ制覇に貢献した。8回無死二塁で救援登板。長野を三ゴロに仕留めバトンをつなぎ「最高です」とかみしめた。5月11日にプロ初勝利を挙げた夜、腰の違和感で治療を受け、帰宅したのは翌朝午前3時。妻に伝え、おめでとうの空気に満ちるはずのリビングで2人で泣いた。腰の骨に亀裂が入り「生まれたての鹿みたいな歩きしかできない…」。夏場に体調不良に見舞われた。苦難の連続も、岡田監督のもとプロ3年目で覚醒し、38試合で防御率0・79。勝ち試合を任されるまでに成長した。秋田高専出身でNPB史上初となる高専卒選手。20年ドラフト支配下選手で全体最後の74番目で名前を呼ばれた男が、下克上で輝いた。
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