巨人ドラフト4位ルーキー門脇誠内野手(22)がプロ初のサヨナラ打で勝利を呼び込んだ。同点の9回2死一、二塁からヤクルト清水の10球目。追い込まれてから5球ファウルで粘った後だった。146キロ直球を中前に運び、二走・岡田がサヨナラの生還を見届け、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。門脇は「今まで以上においしい水でしたね。食らいついていく、その気持ち一心で、最後は何とか反応できてよかったです」。劇的勝利に原辰徳監督から熱い包容を受けた。
じわじわとボディーブローのようにヤクルト先発小沢をファウルの沼に引きずり込んだ。5回まで無得点も、6回先頭・丸の同点本塁打の直後の第3打席は11球を投げさせた。猛烈な粘りの後に、岡本和の東京ドーム通算100号となる41号ソロは生まれた。ベンチに戻ると、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチと亀井打撃コーチから「お前が投げさせたから」と言われ、原監督からは「けれんみなく戦えるっていう姿は非常に、僕たちの目にはよく映っていますね」と絶賛された。
8回には四球を選び、2番打者として5打席でヤクルト投手陣に36球を投げさせた。打撃練習では実戦を意識しファウルの練習も重ねる門脇は「本塁打を打つ人はたくさんいる。2番打者として、何ができるか。球数を投げさせたり出塁率が求められていると思う。同じアウトでも凡打の内容によってチームに貢献できることはあると思う。目に見える数字だけじゃなくて、裏のところもしっかり意識してやっていけたら」。最高のつなぎ役が最後に主役の仕事を果たした。



