中日堂上直倫内野手(34)が18日、バンテリンドームで引退会見を行った。プロ17年目の今季はここまで1軍出場3試合1打席。若手起用の方針からチャンスは激減したが、常に最善の準備を続けてきた。「今年、結果を出さないと、と思っていた。1軍の戦力になれなかった。17年間、結果としては後悔はあるが、練習と試合前の準備は何ひとつ後悔していません」と胸を張った。

元投手で寮長も務めた父・照さん(72)、現在は球団職員の兄・剛裕さん(38)に続き、ドラゴンズのユニホームで戦ってきた。「特別な球団。夢見ていたユニホーム。最高の野球人生だった」。さわやかな表情だった。

愛工大名電から06年高校生ドラフト1巡目で入団。通算474安打。内野守備のスペシャリストとして1000試合で40失策は準備の賜(たまもの)だ。「練習は死ぬほどやった。レギュラーでずっと出ることが目標だった。ファンのみなさんの期待にこたえられず悔しい」。

17日に体調不良のため特例で出場選手登録を抹消された高橋周に代わり、出場選手登録された。「1軍に置かせてもらっている。勝ちに貢献できるように準備したい」。残された1軍舞台は少ないが、最後まで全力を尽くす。【安藤宏樹】

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