関西2球団同日優勝パレードが実現する。阪神とオリックスがそれぞれリーグ優勝したことを受け、大阪府と兵庫県は11月23日に両府県でパレードを実施する方向で最終調整に入った。双方の球団が時間帯を変えて大阪、神戸でそれぞれパレードする超異例のプランが浮上している。待ちに待った史上初めてとなる阪神、オリックスの同時優勝。「11・23」は歴史的な1日になる。

<過去の主な優勝パレード>

◆57年西鉄 日本シリーズで巨人を下し、地元福岡に帰った後に、三原監督以下選手が21台のオープンカーで市内を回った。10万人のファンが詰めかけた。

◆59年南海 日本シリーズで巨人を下して初の日本一。大阪球場からオープンカー11台でパレードし、20万人が駆けつけた。鶴岡監督は2年前に他界した夫人の遺影を持ち、「涙の御堂筋パレード」とも。

◆75年広島 球団創設26年目で初のリーグ優勝を飾り、公式戦終了の翌日に広島市内をパレード。約30万人の市民が詰めかけた。

◆94年巨人 長嶋監督がシリーズで西武を破り日本一に。銀座の沿道を17万人のファンが埋めた。初めてパレードが生中継された。

◆96年オリックス 日本一に輝き2年連続で神戸市内をパレード。前年、ファンが車に突入するトラブルがあり、この年は選手は飾りをつけたトラックに分乗。18万人のファンが沿道を埋め尽くした。

◆98年横浜 38年ぶり日本一でパシフィコ横浜から横浜スタジアムまで2・2キロをパレード。球団発表では約40万人が沿道に。

◆03年阪神 18年ぶりのリーグ優勝は大阪・御堂筋と神戸の繁華街をパレード。勇退する星野監督の勇姿を見ようと、雨にもかかわらず御堂筋に40万人、神戸に25万人が詰めかけた。

◆13年楽天 初の日本一で仙台市内をパレード。徹夜で場所取りするファンもいるなど約21万人が駆けつけた。