バウアー流驚異の回復力でポストシーズンのマウンドに上がる。

DeNA三浦監督が22日、右腸腰筋遠位部損傷でリハビリ中のトレバー・バウアー投手(32)について、「ケガした日(8月30日阪神戦)から考えれば驚異的な回復を見せている。他の選手に比べても進み具合は早いと思います」と順調な回復を明かした。CSでの復帰については「メドは立っていない」としつつも、「全ての可能性を探って、1日でも早い復帰を目指して、やれることは全てやる」とあきらめない姿勢を示した。

バウアーはこの日、8月度の月間MVPの表彰式に牧とともに参加した。走る姿も見られ、指揮官も「ちょっと小走りでいったんで、おっ? 大丈夫かなと(笑い)。あそこまで回復したんだ」と笑顔。「投げる科学者」の治療に取り組む姿勢に「人一倍、自分の体のことをよく分かっている。ケガしたところ以外、動かせるところはどんどん動かしてますし。トレーナーとかドクターに、ここまでだったら次の段階に入れるんじゃないかと、感覚をしっかり伝えている」と感心した。サイ・ヤング賞右腕の復帰に、期待値が高まってきた。【鈴木正章】

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