巨人が投打の役者が躍動し、DeNAとの直接対決3連戦の初戦に勝利した。

先制点は主砲が足でもぎとった。4回1死一、三塁。三走・岡本和がブリンソンの浅い中犠飛に迷わずタッチアップした。タイミングは際どかったが、体をくねらせ、ギリギリでタッチをかわした。好スライディングで1点をもたらした。

追加点は坂本のバットだった。5回1死三塁から左翼席に21号2ラン。プロ野球史上49人目となる通算1000打点に到達するアーチで3点差に広げた。坂本は9回2死一、二塁でもダメ押しの22号3ランを放った。2発を含む3安打5打点の大暴れだった。

投げては戸郷が好投し、12勝目をマークした。2回まで13球で片付けるなどテンポよく投げ続けた。2死一、三塁のピンチを迎えた8回は代打大田を空振り三振に仕留めた。

負けか、引き分けで自力でのCS進出が消滅する土俵際で、踏みとどまった。残り6試合でDeNAと2ゲーム差に詰め寄った。原監督は「また明日ね。そんなに一喜一憂というか、そういうんじゃなくて。一日一日をというところ」と次を見据えた。

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