巨人のCS進出が絶望的になった。3位DeNAとの直接対決で今季3度目の2試合連続完封負けを喫し、痛恨のカード負け越しとなった。
残り4試合を全勝したとしても、DeNAが残り5試合を全敗しない限りCS進出はかなわない。 ハーラートップをひた走る相手先発左腕の東を攻略できなかった。2回に四球と秋広、ブリンソンの連打で1死満塁とするも、吉川、山崎伊が連続三振に倒れた。3回は門脇、坂本の連打で1死一、二塁の好機も岡本和が遊飛、大城卓が左飛で凡退。完封負けした前夜に続いて、18イニング得点なし。今季15度目の完封負けとなった。
1点が遠く、逆転でのCS進出はとてつもなく遠のいた。原監督は「点取りゲームだからね。何かが足りないんでしょうね、このチームにはね」と“あと1本”の欠乏症を嘆くしかなかった。この先、30日中日戦までは試合がない。最短では27日にDeNAがヤクルトに勝利すれば2年連続のBクラスが決まる。わずかに残る可能性に「ベストを尽くして戦うスタイルは一緒」と絞り出した。【為田聡史】