東洋大は青学大に延長タイブレークの末にサヨナラ負けし、勝ち点を落とした。

ドラフト上位候補の細野晴希投手(4年=東亜学園)は、先頭打者ホームランを浴びるなど4回までに2失点したが、チームは5回に3点を奪い逆転に成功した。

細野は6回、この日最速の152キロを計測するなど力投した。だが1点リードの8回2死三塁で、打ち取ったと思われた飛球を右翼手が落球し、同点に追いつかれた。この回、最後は足をつりながら三振を奪い、後続にマウンドを託した。井上大監督(50)は「よく投げたと思う」と気温30度超えの中、8回5安打3失点で投げ抜いたエースを評価した。

同点のまま9回が終わり、無死一、二塁からから始まるタイブレークへ。10回は両チーム1点ずつ奪った。東洋大は11回の攻撃では、けん制死と併殺打で得点を奪えず。その裏、2死満塁から3番手の加藤慶大投手(3年=龍谷大平安)の暴投により、サヨナラ負けした。

今季初めて勝ち点を落とし、井上監督は「昨日からミスばっかり。試合の勝敗については僕の責任」と話した。