ロッテ打線は、いずれも今季チーム最多21安打12得点で援護した。「5番一塁」山口航輝外野手が昨年9月22日のオリックス戦以来となる4安打で3打点。「ここのところチームに貢献出来ていなかったので、ヒーローになれて良かったですし、ファンの皆さんの温かい声援を受けられて良かったです」。3本の適時打に胸を張った。

初回は2死一、二塁からオリックス先発竹安のフォークを右前適時打で先制点。「とにかくなんとかしたい気持ちで打席に向かいました」。3回には「必死に」と左前適時打で加点。5回には先頭で右前打を放ち、生還した。「負けたらあと2試合で終わっちゃう。自分の数字(打率など)はしょぼいので、チャンスがまわってきた時に打つことがチームのためになるという気持ちで」。7回にも2死一、三塁から左翼線適時二塁打と存在感を示し「大量得点デー」を導いた。

藤原、佐藤都、中村奨を含み、猛打賞が4人。吉井監督は「あいつ(山口)は良かったけれど、すぐに(打撃を)忘れちゃうので、ものにしてほしい」と期待。序盤は効率良い得点ではなかっただけに「(4回に)藤原がこのゲーム初の長打で流れが変わった」と切り込み隊長もたたえた。【鎌田直秀】

▽ロッテ佐藤都(打っては3安打、守っては8投手をリード)「バッティングは良いところに飛んだなあって感じです。沢村さんから始まって千隼さん(佐々木)まで1失点でも少なくと思っていたんですけれど、坂本さんが失点してしまったのでケツをたたいておこうと思います」

▽ロッテ藤原(4回1死一、二塁で右翼線に適時二塁打)「久しぶりの1番で久しぶりに自分らしい良い打球が打てたのが良かった。明日、必ず勝ちます」

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