慶大の広瀬隆太内野手(4年=慶応)は、ソフトバンクが3位指名し交渉権を獲得した。

ドラフト会議までに東京6大学通算で歴代5位タイとなる19本塁打を誇る長距離砲。幼稚舎(小学校)から通う生粋の「KEIOボーイ」で、幼稚舎出身としては初のプロ野球選手誕生になる。

昨年から愛用するミズノ社製のバットは、通算525本塁打を誇る清原和博氏のモデルをオーダーしたもの。同氏の長男で、幼稚舎時代から知り合いのチームメート正吾内野手(3年=慶応)が使っており、借りて振ったところ「バランスがよかった」と85センチ、900グラムの相棒に出合った。

三塁手と二塁手、今秋は一塁手もこなし、ユーティリティー性もある。目標に掲げる選手は、楽天浅村だ。

試合中は、あまり表情が変わらないのも魅力。本塁打を放った後も、ひょうひょうとダイヤモンドを回る。「映画を見ても、あんまり泣かないタイプです」という。プロ野球界で、どんなガッツポーズが飛び出すのか、楽しみだ。

東京都出身、182センチ、92キロ、右投げ右打ち。