中日高橋宏斗投手(21)が28日の日本シリーズ第1戦を「弾丸生観戦」した。18日のパ・リーグCSファイナルステージ第1戦に続く京セラドーム大阪でのスタンド観戦で目標とするオリックス山本由伸投手(26)の投球と阪神の強さを目に焼き付けた。

ナゴヤ球場で秋季練習を終えて新幹線で大阪へ。8回まで試合観戦し、名古屋に戻った。29日、ナゴヤ球場で秋季練習に参加した右腕は「めちゃくちゃ(由伸)ファンとして行ったのですが、改めてこの舞台に立ちたいと思いました」と弾丸ツアーの意図と感想を明かした。

試合は山本が6回途中7失点KOという意外な展開となった。「あそこのレベルまでいくと僕にはわからない世界ですが、どういう感覚、調整で投げたのか、しっかり話を聞いてみたいと思います」。快勝を呼び込んだ阪神先発村上の投球については「いい流れを作って打者にリズムを持ってくる。本当にすごかった」と最高の舞台での両エースの投げ合いを観戦した成果は大きかったようだ。