オリックス宮城大弥投手(22)が、悔し涙にくれた。2年連続日本一は、痛恨の1発で夢と消えた。
0-0で迎えた4回1死一、二塁のピンチで、阪神ノイジーに左翼席へ3ランを浴びた。今シリーズ10イニング目での初失点は痛すぎる先制3ラン。5回にも1死から連打され、2死を取ったところで降板し、5回途中5安打5失点。試合後は号泣し「悔しいです。ただそれだけです」と言葉を振り絞った。
2勝3敗と追い込まれた第6戦で、山本が14奪三振でリベンジ完投。エースから最後のバトンを託されたが、リレーを完成させられなかった。その山本は海を渡ることになった。
「今まで由伸さんにさんざん助けてもらいましたし、これからは僕だけじゃなくて、ほかの投手陣がしっかり…協力しながら引っ張っていきたい」
今季はWBCに出場し、3年連続2桁勝利も挙げた。最後に流した涙の分だけ、22歳は強くなる。