社会人野球のレジェンド投手として語られる、トヨタ自動車の佐竹功年投手(40=早大)が今季初の2大大会登板を果たした。

8回2死一、二塁でHonda熊本の3番・稲垣翔太内野手(30=明豊高)を空振り三振に打ち取った。その瞬間拳を握り、右腕は「よっしゃー」と6階席まで響き渡る声で吼えた。

9回にも登板したが、先頭打者の古寺宏輝内野手(25=関東学院大)に同点弾を浴びた。続く2人の打者に145キロと147キロの空振り三振を奪い、4人目に左前を浴びたが、8番・丸山竜治捕手(23=熊本工)を左飛に打ち取った。

試合は9回終了時に4-4で、10回延長タイブレークに突入。佐竹は9回に続き、マウンドへ上がった。