日本ハム河野竜生投手(25)が19日、北海道・北広島市内のエスコンフィールドで自主トレを行い、来季は“家族一丸グラブ”を導入することを明かした。

新調するグラブには、自身と愛妻、愛息に加えて2匹の愛犬「ロイ」と「ロア」(犬種はビション・フリーゼ)の名前を刺しゅう予定。今季はセットアッパーとして自身初の50試合登板を達成した左腕は、河野家3人2匹の家長の自覚十分に、来季はさらなる飛躍を目指す。

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河野が来季使用するグラブは、マイナーチェンジが施される。基本は飛躍した今季と同じ色と型だが、右手を入れる手の平部分に「家族の名前を全員、入れました」。自身と妻と長男に加えて「犬の名前を。ロイとロア。2匹いるんです」。愛犬2匹の名前もローマ字(ROYとROA)の筆記体で刺しゅう予定。今月中にも新たな商売道具“家族一丸グラブ”が完成して、手元に届けられる予定だ。

家族の一員であるロイとロアは「アフロカットの白い小型の」というビション・フリーゼという犬種。「ロイが1歳くらいのオスで上の子。ロアが(歳は)半年くらい離れているメスで下の子です」と日々の活力をもらう存在だ。

河野家全員の名前を刺しゅうすることになったきっかけは、よりグラブの機能性を高めるためだった。河野のグラブの革の生地は裏地のスエードで「捕球面はどうしても、へたりやすい」。グラブを注文しているミズノ社の担当者と話し合う中で「(手のひら部分に)刺しゅうを入れると(捕球面が)硬くなるらしい」と聞き、ならば家族の名前を入れようと決めた。

11日にはグラブがつくられている、兵庫にあるミズノ波賀工場を訪問。「革を選ぶところから全部、見させてもらいました。ちょうど『あ、これ俺のや』っていうのがありました」と新グラブの製造過程も見ることができた。自身の指の長さに合わせてフィット感を追求した世界に1つのグラブづくりに携わるのは「リアルに30人くらい」。手間暇をかけた工程を目の当たりにして「本当に、ちゃんと使わないと」と感謝の気持ちも高まった。

そんな新グラブに、守るべき家族の名前が入る。見た目や重量は変わらなくても重みは増す“家族一丸グラブ”で、来季もチームを支える快投を見せる。【木下大輔】

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