阪神ドラフト2位の椎葉剛投手(21=四国IL徳島)が4日、三重・伊賀市のミキハウススポーツスタジアムで自主トレを行った。

ドラ2の肩書を引っさげ、古巣に帰ってきた。右腕は島原中央(長崎)を卒業後、20年にミキハウスに投手として入団。だが、1試合の登板に終わり、3年で契約終了。野球への思いは消えず、昨季四国IL徳島に加入した。初めて本格的なウエートトレーニングに励むと、9月下旬には159キロを計測。独立リーグからは球団最高の2位指名を勝ち取った。

この日はキャッチボールやランニング、ウエートトレーニングなどで約2時間汗を流した。かつての自分を振り返り、「ここでの3年間、悔しい思いをして、いろんな思いがあって徳島に行って、いい形で戻って来られた。ここ(ミキハウス)があっての今だと思うので、すごくいい3年間を過ごせた場所だなと思います」。

昨年12月に一足早く入寮し、鳴尾浜でのトレーニングも行った。先輩の体の大きさに驚き「自分も負けないように、まずはケガしない体作り」と土台を大切にする。前日3日から始動しており「順調にきていると思います」と新人合同自主トレへ準備はできている。

年末年始は実家に帰省。「みんなから『おめでとう』という言葉をいただいて、すごくうれしかったですし、『応援しているよ』といろんな方に言っていただいたので、しっかりと結果を出して恩返しをしたい」。感謝の気持ちを胸に新年をスタートさせた。【村松万里子】

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