日本ハムは11日、24年のスローガンを「大航海」に決定したと、発表した。

昨年11月23日のファンフェスティバルで、新庄監督が「この2年間のファイターズを見て、どう感じているのか意見を聞いてみたい」とファンから公募。8608点の案の中から、同監督が選んだ。

新庄監督が「一緒に船に乗ってくれますか」と呼びかけたのは、就任直後の21年のファンフェスティバル。就任1年目の22年のスローガンが「ファンは宝物」だった。ファンという宝物を積み込んだ船には、2年間の辛酸をなめながら着実に力をつけた選手、監督、コーチ、スタッフが乗り込み、準備が整った。「荒波をものともせず、どのチームよりも長くシーズンを“航海”し、歓喜を分かち合う瞬間を思い描きながら最後に光り輝く地へたどりつく」という思いがこめられた。

この日、エスコンフィールドで、開幕投手に指名されている伊藤大海投手(26)が、発表会見に臨んだ。ユニホームを身に付け「自分の名前(大海)が入っている。縁起がいいかなと。スローガン負けしないように。開幕投手を任されてますし、第一歩として、しっかり投げたいという気持ちと、どのチームより長く大航海できるような、そんなシーズンにしたいなと思います」と意気込んだ。

日本ハムは昨季、本塁打王に1本差に迫った万波がベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど、若い戦力が成長。FAでオリックスから山崎を獲得するなど着実に補強しており、24年は大海原に果敢と飛び出し、2年連続最下位からの脱出を図る。