カーブの王子 開幕ローテへ行く。日本ハムの新戦力、パトリック・マーフィー投手(28=ツインズ3A)が対外試合初登板し2回無安打無失点、4三振を奪う快投で、実質残り1枠の開幕ローテーション入りを、アピールした。
初回1死からの見逃し三振、2回1死からの空振り三振は、鋭く速いパワーカーブで奪った。「速度も落差もある子どもの頃から一番投げていた自信のある変化球。オレのメインウェポン。カーブ王子? いい感じで名付けてくれよ」。助っ人右腕の好投に、新庄監督も「2段階ブレーキ。来たーっていうところからもう1個曲がって来るから、打ちづらいんじゃないかな。完璧。テンポ良い、ボール良い」と喜んだ。
「マーフィー」といえば映画「星の王子ニューヨークへ行く」、「ビバリーヒルズ・コップ」などで主演したエディ・マーフィーが有名だが「いつか“マーフィー”といえば自分と言ってもらえるように活躍したい」。世界的俳優の知名度を超えるには、まず開幕ローテーションに入ることが最優先だ。「今のところは競争しながら、みんなで向上していけたら」。上原、根本、金村、鈴木、北浦らとの激しい“オーディション”を勝ち抜き、主役の座を狙う。
自己最速は159キロ。この日のマックスは154キロと、開幕1カ月半前の状況で直球、変化球ともに上々の仕上がりだ。ボールを受けた伏見は「今の段階でこの球はすごいかな。もう一段階ギアが上がるのであれば、かなりすごい」。さらに質を上げ“エスコン・ヒルズコップ”として、パ・リーグの猛者を片っ端から退治する。【永野高輔】



