阪神村上頌樹投手(25)が、3回3安打1失点と上々の仕上がりをみせた。ヤクルトとのオープン戦に先発。初回にいきなり西川、青木に連打を浴びるなどして先制点を献上。昨季レギュラーシーズン、ポストシーズンと24試合で初回を無失点に切り抜けていた“初回の鬼”は「今日はいろいろ試すってことだったので、あまり気にしてないです」と冷静に振り返った。

失点の場面は無死一、三塁からサンタナを三ゴロ併殺に打ち取ったところで、「『1点取られてもまあいいや』っていう気持ちだった。欲を言えば三振、その次ゲッツー取れたらいいなくらいで思っていたので、そこでゲッツーをしっかり取れたのはよかった」。2、3回は最速147キロのキレのある直球と改良中のツーシームなどを試投し、「いいコースにしっかり投げ切れたのでよかった」と手応えを示した。

昨季最優秀防御率、新人王に加えてセ・リーグMVPに輝いた右腕は、今後に向けて「アピールするのは変わりないので、自分の投球をしてしっかり監督にアピールできるようにやりたい」と力を込めた。

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