レイ砲が北海道でも、うなりを上げた。日本ハムの新外国人フランミル・レイエス外野手(28)が1日、イースタン・リーグ春季教育リーグのオイシックス戦で、右越えにエスコンフィールド“1号”ソロを放った。チームとしても本拠地1号。パワーだけでなく逆方向にきれいにはじき返す器用さを兼備していることを、あらためてアピールした。

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キャンプ中から好調なレイ砲が、着々と準備を整える。1点リードの6回無死、レイエスはカウント2-2から、元阪神小林の外角スライダーに反応。力みなくすっと振り抜いただけのように見えたが、打球はぐんぐん伸び、右翼側ブルペンに消えた。二塁を回る際、お決まりのバズーカポーズも決め「本当にうれしい。シーズン開幕へ、いい準備ができている」と喜んだ。

故郷ドミニカから、恋人やいとこらも観戦に訪れた中での1発。「家族が見に来てくれていたので、さらにうれしい」。気持ちが高ぶり、ベンチに引き揚げる際には、ピンクの打撃用手袋をスタンドの少年にプレゼントした。「ベンチの上でずっといろんな選手の応援歌を歌っていて、自分がホームランを打ったときにあげようと思っていたのさ」。定期的な“レイエス賞”については「そのときの雰囲気次第さ」と、あごひげをそっとなで上げた。

2月18日楽天戦の1号に続き、今度も逆方向へ器用に打ち返した。「これが私の本来の形」。メジャー時代に極端な守備シフトを敷かれ逆方向へ打ち返す技術を磨いたことで、一気に進化した。当然、引っ張った際の飛距離も半端なく、この日の打撃練習では左翼後方にあるサウナ上の壁に当てた。約135メートルの「新庄流ホームラン賞」が設定された柱より、さらに上で、内外角問わず、遠くに飛ばす能力は、秀でている。

指揮を執った稲葉2軍監督は「捉える感じもすごく良い。今年1年目だけど、やるんじゃないかな?」と期待。さらに「(元中日の)タイロンウッズに似ている? やっぱり1発あるよという怖さはある」と、セ・リーグで3度本塁打王に輝いた大砲に例えた。愛称は映画「ファンタスティック・フォー」の怪力男から「モーレ」。たくさんかっ飛ばし、北のファンをモーレ上げる。【永野高輔】

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