阪神がオープン戦の球団ワースト記録を更新する開幕8連敗を喫した。14年のオープン戦では初戦に引き分けてから7連敗を喫していたが、これを超えた。前年のリーグ優勝チームがオープン戦開幕8連敗は、オープン戦の記録が残る65年以降では初の珍事となった。岡田彰布監督(66)は8四球を与えた投手陣を嘆いた。試合後の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-前川は昨日のミスもあり期するものが
「それは分からんよ、そんなん聞いてないけど。いやいや、別に昨日関係なしで普通にライト守らせただけや。昨日のことなんか何にも関係ないよ」
-ノイジーも初めて守備に
「今日からやな。だからちょっと5回くらいまで守らそうと思ったけどな。まあ、徐々にな」
-レフトフライも3回連続で
「おーん」
-心配なく
「それは心配してないよ。そんなんお前。まだまだこれから守備つくんやから」
-左翼のレギュラー争いはリードか
「いやいや、そんなことないよ。まだ今日1日だけやんか。なんでそんな」
-スタメン捕手の藤田は先発が富田だから
「そうそう。坂本ばっかりいかれへんからな。まあ後ろのな、あれはゲラとかは坂本に受けさせとかなあかんけど」
-ゲラは投げる度にいい
「だから他のピッチャーがフォアボールバンバン出してるのにな、そういうことやんか。それはお前、寒い、いうても相手ピッチャーも一緒の条件で投げとるわけやからな。出てきてフォアボール、フォアボールはお前なあ。先頭フォアボールでなあ、それは」
-昨季は四球の少なさが投手陣の成績に直結していた
「そら、フォアボールの数やで。そんなもんは。ヒットと一緒やからなあ。ましてや先頭へのフォアボールなんか、そらお前、絶対に点になるよ。そら。終盤とかになるとな」
-岩貞は心配か
「心配って、全然、投げてないんやから」
-四球が明暗を分けることは投手陣も分かっている
「いやいや、分かってるっていうても、良くないやろ? ブルペンで良くないピッチャーは全然あかんやんか。だからそのブルペンのままが出ているよな。それだけのことや。今、こうやって見極めて、段々落としていかなあかんわけやから、それだけのことやで。今はそういう時期やんか。こんないっぱい中継ぎピッチャーを抱えられへんわけやから。俺らがキャンプからブルペンを見て思っているのと、このゲームでテストをしてるのと、やっぱり一緒の結果が出ているやんか。俺はそれだけよ。だから、ピッチャーはブルペンのボールを見たら、ある程度判断できるよ。ずっと言うてるやん。だから、俺が言うてる目が正しかったなって思うよ。はっきり言うて。だって、ええやつはええ結果が出る、悪いやつは結果が出ないってはっきりしているわけやからな」
-ゲラは制球面で崩れる心配がない。
「だってブルペンでも崩れへんもん。あのフリーバッティングでも、1カ所で投げたときでも高いボールいけへんもん。それ言うたやん、あのときでも。キャンプ中に。ボールなっても低い球しかいかんっていうかな、低めに。それをずっと、ゲームの中でもそういう感じで投げてるわけやからさ。思ってる通りのピッチングしてくれてるわけやもんな、結局は」
-先発の富田は
「いやいや、今日は才木やったんやからな。そんなん熱出て投げられへんてお前、富田にしてもチャンスかも分からんけど、ちょっとかわいそうな面もあったしな、おーん。そら、しゃあないやん、そんなのお前。才木に文句言いたいねん(笑い)。投げられへんねんから、お前。この時期に普通やったら投げさせへんやんか。普通やったら才木やったからなあ。熱で投げられへんわけやから。急きょな、富田。そらまあ、富田もええボール初回投げとったけど、やっぱ変化球でな、ストライク取れるとかな、そういうのが球種も含めてやけどな、おーん。短いイニングやったらいけそうな感じはするけどな、やっぱ長なると、今日でもやっぱり、球数増えてきたらガクッと落ちるもんな、ストレートでもな。キャッチャーもな、初回に比べたら全然ボールがきてないようなったら変化球要求するけど、その変化球がやっぱストライク入らんていうな、おーん、そうなってくるよな、やっぱりな」
-使い方次第で戦力に
「いや、なるなる。今日のボール見とったら俺はなると思うよ。短いイニングやったらいけるんちゃうかなと思たよ、それは」
-去年1軍で先発した時はテンポが悪いと言っていたが変化は
「いやだいぶ、そら変わってる変わってる。そらお前、エスコンではものすごい長かったやん。みんなボール取られるでアメリカやったら。1球1球お前(笑い)」
-富田はロングリリーフの可能性も
「いやいや、そんなロングは、中のロングは考えてないよ。それは誰かが調子悪なったりしたらな。タイプ的にな、いけるかもわからんけど、ロングいうても、今日の見とっても、ロングはちょっとしんどいんちゃうかな。球数増えてくると」
-リリーフは右と左4人ずつの構想もあったが
「いやいや、まだそれはわからんな。5・3になるかもわからんで。8人やからな。そらな、3、4人は削らなあかんわけやからな」
-彼らの見極めは開幕前まで
「いやもう、見極めなんて、そんなつれていけへんよ、いけへんいけへん、そんなん」
-椎葉は
「今日なんか全然やったな、腕振れんとな。どっか故障してるかなと思ったよ、今日は」
-レフトへ良い当たりされてた
「いやいや、あんだけ腕振れんかったらな、そらええ当たりされるよ、それはな。たまたまアウトにしただけやろ、今日は、椎葉は」
-真っすぐが上がってこない
「上がってこんな。今日は全然腕振れてないもんな。真っすぐも腕振れてないし。なんかあったんかなと思ったよ、今日。見とって。たまたま抑えただけやろ、今日なんかな。あんなええ打球打たれてな」
-下で梅野がキャッチボール再開、どれくらいで実戦か
「実戦て、そら開幕からいくつもりでおるよ。なんでそれ」。
-OP戦もどれくらいから
「いやいや、それはもう、バッティングしているわけやからな、投げられるようになったらこっちに呼ぶよ。昨日もちょっとな、検査とかもしとったみたいやけど。それである程度、良くなっているっていうので安心したんやろ。本人もな。それでまた悪くなってると言われたらあれやけど、そういう報告受けてるから。キャッチボール再開するみたいなことも言うてたからな」
-勝敗は関係ないが、明日は満員。勝利も見せたいのでは
「いやいや、勝利って。オープン戦やんか。そら勝ったらええけど、バントされても無防備やしな、まだ。そんなん向こうは一、二塁とかなったら、あのメンバーならバントとかしてくるけど、別にさせといたらええやって、こっちは何にもな。サインないから、シフトも敷かれへんやん」