阪神が苦しんで初勝利を挙げた。8回、森下翔太外野手(23)が左中間に決勝の1号3ラン。開幕から26イニング目でようやく入った得点だった。投手陣も先発才木浩人(25)が6回無失点と粘り、桐敷拓馬(24)、新加入のハビー・ゲラ(28)、9回は岩崎優(32)と新必勝リレーでつないだ。開幕カードは1勝2敗。岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。
-心境を
「いや、久しぶりに点入ったなあと思ってますよ」
-森下がやってくれた
「ああ、初ヒットでしょ? 森下もね。ずっとリードされての展開だったけど、きょうは同点でね、リリーフ勝負というところでね。何となく、代打とかいろんな意味で、なんかこうリズムあったですね」
-昨年も印象的な一打が多かった森下
「ホームランね、スリーランだし、そういう意味で大きかったですね」
-8回は先頭から代打、代打、代走も送った。ここで取りにいくと
「それまでヒット1本でしょ? チャンスがなかったんでね。そういうね、代打とかね、代走いけなかったけど、ちょっとリズムよくなったっていう感じはしましたね。あの回はね」
-9回もノイジー、糸原で1点、小幡にも本塁打。得点とって雰囲気が変わった
「そらもう、変わったのは間違いないですね。先制を取れるところで、こっちのミスで1戦目、2戦目を取れなかったので、取れるときはこんなもんでしょうね」
-才木がよくしのいだ
「もう何て言うか、本当にしのいで、しのいでのね、紙一重じゃないですか」
-ゲラ、岩崎も開幕をした
「ゲラは初登板なので、ちょっとコントロールを乱して不安やったですけど、何とか0点でいったんで。岩崎は経験があるので。次からはゲラももっと落ち着いて投げると思いますけど」
-連覇を狙うシーズンが始まった。どんな野球を見せたいか
「いやいや、今まで通りやるだけなんですけどね、開幕(カード)で3連敗と1勝2敗じゃね、1勝2敗じゃ1つしか負け越しがないので、今日の勝ちは本当に大きかったと思うし、やっとホームに帰れるのでね、あさってから自分らの野球をもっとできるようにしたいですね」
-高橋礼が代わったのは大きかったか
「いやもう、あのへんまでかなと思ってたよ。オープン戦からそんな球数投げてへんから。打順回ってきたら代わるな思てたけどね」
-森下はヒットこそ出ていなかったが状態は良かった
「そら状態良かったらヒット出ると思うけどな。だから出てない、やっぱ悪いんやろな。まあそらファインプレーもあったけど」
-そういう場面で打ってくれる選手
「うーん、まあ、この3連戦の中では一番ええとこで打ったしな。まあ初戦のが抜けてたらもっと良かったけど、そらもうしょうがない」
-小野寺を含めて控え選手がいい仕事をした
「いやいや、だから昨日おとといはそういうゲーム展開にならんもんね。やろうと思ってもできない、流れ的にできないから、今日なんかはね、リリーフもね、同点だからどっちも勝ちパターンのピッチャーで勝負できるわけだから。久しぶりにそういうゲーム展開になったからね、おーん。だからやっぱり動けた、代打もいけるというね」
-采配ができた試合だった
「おーん。久しぶりよ、そんなもん」
-才木の無失点が大きい
「そらもう、曲がりなりにもな。あっぷあっぷと思うよ。6回までと思ったけどな。まあそこまでいったらあと3イニングはな。左が多かったけど、桐敷がいてるんで、そらまあ安心しとったけどな」
-代打梶谷は向こうの勝負手だったけど才木に託した
「そら開幕で0点に抑える投手を代えれんよ。そらシーズン途中くらいで優勝争っとったら、そら左代えてたかも分からんけどな。まだそんなん開幕で、0点に抑えてるピッチャーを代えれんて」
-桐敷が流れを呼び込んだ
「ゲラと岩崎以外では一番やっぱり安定しているというか、その前を任せられるからな。左が3人3人になるからさ、ここもね」
-8回からは打順の並びや、初登板もあって
「桐敷が(走者を)出してたら岡留いっとったけどな。あそこは1人1殺でな。でも3者凡退でいったからゲラいったけど」
-大山に1本出て安心
「いや、まだ安心してないよ」
-3タテじゃなかったのは今後に向けても大きい
「いやあ、そら今日の勝ちは大きいと思うよ。でも序盤は劣勢やったからな、結局は。ヒット1本であそこまでいったからな。まあ、そういう意味では、この勝ちは大きいよな。借金3つが1つになるんやから。そら全然違うよ、1勝2敗は」
-チームとしての戦いができたことも大きい
「そらもう、勝ちゲームやからやん。同点やったからやん。きのう、おとといは劣勢でそんなことできへんかった」
-中川を崩したのも
「大きいな。西舘は入ってなかったやろ」
-巨人に阪神の力を見せた
「いや、そら向こうは分かってるやろ、そんなん。向こうは分かってるよ、こっち以上に分かってるよ。こっちは向こうのことまだ今年分からへんからな、メンバーとか」