相性抜群の2019年ドラフト同期生の活躍で広島が5割に復帰し、4位に順位を上げた。前回5~7日の対戦で3試合連続完封負けした中日を相手に、宇草孔基が2回に3号先制2ラン。先発の森下暢仁も7回1失点の好投で2勝目を挙げ、援護に報いた。

宇草は「もちろんいつでも自分の出せるベストを出そうと思っているんですけど。今日なんとか勝ち切れて、暢仁に勝ちをつけられてよかったと思います」と会心。森下との相性の良さは数字が証明する。この日でプロ8本塁打で、うち4本が森下の登板日だ。

15年U18高校日本代表で、東京6大学では明大のエースVS法大の主軸打者として神宮でしのぎを削ってきた。広島で縁がつながり「昨日も、勝ちたいよね。明日、勝とうと話していたので」とバットを短く持って中日梅津の速球に食らいつき、約束を果たした。17日に27回目の誕生日を迎え、同期の石原からおしゃれなゴルフシューズをもらった。「森下には、おねだりします」と笑顔がはじけた。

▽新井監督(宇草の先制2ランから5割に戻し)「今日もいいホームランだったね。ここ数試合、徐々にかみ合ってきているなという試合がたくさん出てきているので、そういう意味では手応えはあります」

▽森下(7回1失点の好投で2勝目)「「四球(が1個と)少なくいけたらのがよかった。走者を出しても連打とかはなかったので、それが良かったのかなと思います。(宇草は)本当に打つので、また打ってもらいたいなと思います」

▽小園(3安打3打点の活躍)「まだ迷っているところはあるし、打席の中でもいい感覚というのはまだ少ない。試合中に修正できるところは、少しずつ成長できているかなと思う。そこだけしっかりやっていく中で、また打てるように明日からやっていきたい」

【関連記事】広島ニュース一覧