<西武5-2オリックス>◇26日◇ベルーナドーム
衝撃の“交代劇”となった。西武は26日、成績不振を理由に、松井稼頭央監督(48)が休養し、27日付で渡辺久信GM(58)が監督代行を兼務すると発表した。生え抜きのスター選手で、指導者としても期待された松井監督だったが、就任1年目の昨季はパ・リーグ5位に終わり、今季もここまで15勝30敗で最下位に沈んでいた。11年ぶりにユニホームを着ることになった渡辺GMは、交流戦初戦の28日中日戦(バンテリンドーム)から指揮を執る。
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西武復活を託された松井監督が、シーズン半ばにして休養する。開幕からまだ45試合と異例ともいえる監督交代の早さ。結果はどうあれ、今シーズン終了までは、しっかり監督として仕事を全うするだろうと思っていただけに、この日の発表は衝撃だった。
指揮官の受け答えも歯切れの悪さが目立った。報道陣からこの決断を意識し始めた時期を問われ「意識していないですよ」とはっきり答えた。「もちろんもっとできたとか、いろいろ思われるかもわかりませんけど、その時その時、自分の中ではベストを尽くしてきましたから」と率直な思いを口にした。
球団としてはステップを踏んで、指導者松井をつくり上げてきた。19年から3年間2軍監督、22年には1軍ヘッドコーチを任せ、昨季から1軍監督に。渡辺GMの「しっかり選手に寄り添ってやってくれていましたし、松井監督を慕っている選手もたくさんいる」という話もあり、今回の交代は若干早いように感じる。「勝ち負けというのはもちろん監督(の責任)でしょうし、その中で自分が結果を出せなかったので」。開幕から約2カ月での決定が正しかったのか。今後の西武の動きが注目されることは確かだ。【山崎純一】



