試合を決めたのは広島で球団最年長38歳の松山竜平外野手だった。同点の8回に代打で登場し、左中間への決勝二塁打。約1カ月ぶりというお立ち台では「最高です。いやもう本当に苦しかったんで。落ちてくれて本当に良かったです」と喜びに浸った。

この日も勝負どころで起用された。1-1の8回。1死一、二塁からロッテ3番手沢田の高め150キロを逆方向へと運んだ。中堅手高部がダイビングキャッチを試みるも届かず、左中間へと弾んだ。「ちょっと詰まってたんでなんとか落ちてくれって思って、良かったですね」。二塁上では両手でガッツポーズを作り、喜びを爆発させた。

代打では今季リーグトップの7安打目だが、適時打は5月10日中日戦以来。同戦から同28日オリックス戦まで安打も出ず、「やっぱり僕も人間なんで、さすがにあんだけ出なかったらちょっと苦しかった」と当時の心境も明かした。プロ17年目。「ダメだったら次と開き直ってやるしかない。それでダメだったら終わりだと思っている。それぐらい覚悟を持ってやっている」と1打席1打席に勝負をかけている。

松山の適時打に続き、36歳秋山もダメ押しの2点打を放ち、「松(松山)さんが打ってくれたからだいぶ気楽に入れた。最後1本出て良かった」と表情を緩ませた。ベテラン勢の活躍に新井監督も「まっちゃん(松山)にしてもアキ(秋山)にしても、よく打ってくれた」とたたえた。頼れるベテランが勝負強さを取り戻し、首位キープへ導いた。【林亮佑】

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